エンジンオイルの基礎知識

エンジンオイルを正しく知ってエンジン長持ち

エンジンは熱との戦い

エンジンは熱との戦い

エンジンは大きな熱を発生しています エンジンの表面はラジエターで冷却し 内部はエンジンオイルで冷却します 環境 使い方でエンジンの熱はさらに大きくなっています 酷いときにはオーバーヒートする場合もあります エンジンは適正温度を保ってこそエンジンのパフォーマンスを発揮出来るようになっています 

設計時の油温は85℃

鍛造ピストンでも鋳造ピストンでもエンジンは85℃で設計されています  金属は熱が加わると熱膨張を必ず起こします この事を見越してエンジン部品は設計されています  冷間時にピストンは横から見ると 台形状に上が小さく 上から見ると楕円になっています 

エンジンの熱が加わることで  熱膨張し台形だったものが長方形 上から見ると真円の形状になります (バレル型(樽)と呼ばれるピストンもあります) この時の油温が85℃で設計されています この温度を超えると さらに膨張は進みシリンダーとの隙間がどんどん狭まっていきます  さらには 基本設計温度を超えた場合 膨張はあらぬ方向に膨張もします 

油温は人間で言う体温 

最適な油温は85℃ これはMOTO GPやF-1でも同じ よく油温120℃で走行などと聞きますが  これは大変危険な状態だと言うことを認識していただきたい  オイルパンの温度で93℃の場合 ピストンリング部分での温度は148℃になるということです  人間でも体温計で温度を測る場合 脇の下で測る場合とひたいで測るのとでは全く温度が違います 

それと同じで 計測部分により温度は違うのです  通常水温よりも油温が20℃ほど高いということ 水温100℃でオイルパン油温が約120℃  ピストンリング部分ではさらに約55℃ほど高くなり 155℃となります  オイルの耐熱温度は160℃以上ありますが オイルパン油温が120℃になると リング部分では175℃になり  化学合成オイルであっても耐熱温度は180℃程度ですから 大変危険なわけです  30℃を越える気温 過酷な道路環境 スピードは出ていないけど エンジンの回転は上昇  こうなると 油温は急上昇していまいます 

ベースオイルだけで性能は決定しない 

エンジンオイルに求められる性能は冷却性能以外 添加剤技術で解決できる!

・潤滑性   潤滑性は摩擦を減らす添加剤を使用すれば解決する 

・緩衝性   緩衝性は粘度低下を起こしにくい添加剤をしようすれば解決する 

・防さび性  さび防止はどんなエンジンオイルでもほぼ同等である

・清浄分散性 エンジンオイルの含まれる汚れを中和する能力のこと 添加剤技術が高いと簡単に解決する 

・気密性   粘度が低いと気密性は低下し高いと気密性は高まる 粘度は添加剤で作られるため 添加剤技術で解決する 

・冷却性   冷却性はベースオイルの分子に関係することからベースオイルで決まる  

エンジンオイルには必ず添加剤が配合されています この添加剤が配合されて初めてエンジンオイルという製品になります この添加剤技術は各メーカー同じではありませんから その技術の差が エンジンオイルの性能の差と言っても良いでしょう  ”RIZOIL"は日本の高い技術で作られたエンジンオイルです 

油温を下げろ!

車を大事に思うのならば 油温を下がることが大事  出来れば85℃にしたい  その為には オイルクーラーは必須になるが それが出来ないならば 冷却性能の高いエンジンオイルを使うべきでしょう  その冷却性能の高いエンジンオイルは”RIZOIL”です