粘度特性とは
粘度特性とは流動する液体の抵抗の特性を粘度特性と呼んでいます
粘度特性は潤滑(摩耗 摩擦) 静粛性 燃費 エンジン冷却 圧縮 などへ影響を与えます 摩擦 摩耗に影響を与える事から アクセルレスポンス エンジンの耐久性にも影響します
ポリマーを使って粘度を作った場合 ポリマーは熱とせん断に弱いために粘度低下を起こします つまり粘度特性が安定しない粘度変化が大きいオイルとなってしまいます
皆さんが思っている以上に潤滑油の世界は大変複雑です 潤滑性が高ければ高性能と言う理論が通用しないのが潤滑油の世界です
その潤滑油の働きと求められる性能を相関図にしてみましたのでご覧ください 一目瞭然です
ポリマーとは
ポリマーとは粘度を作るための添加剤 例えば0W-20,5W-30,10W-40,20W-50などの粘度を作ります 料理にトロみを出すために片栗粉を使うのと同じ役目をしています
ポリマーの欠点として熱に弱く せん断に弱い事 エンジンオイルが黒くなってしまうのはポリマーの劣化が大部分を占める (大量のブローバイガスが発生していないのであれば)画像はポリマー分子連鎖状になっている