コールドスタートのお話
旧車 過走行車に限らずエンジンにはコールドスタートと言うものがあります
コールドスタートとは エンジンが停止し冷えた状態のから エンジンを始動する時の事をコールドスタートと呼びます
時には
この様な状態に傷が入ってしまうこともあります
こうなると大きな音が出ることでしょう
この原因は油膜切れにあります
ではなぜ油膜切れを起こしたのでしょうか?
それは粘度低下などによるものです
ではなぜ粘度低下を起こすのでしょう?
それは粘度変化を起こしやすいエンジンオイルを使用するからです
そもそも粘度というものはポリマーを使って粘度を作り上げているのが一般的な製造方法です ポリマーとは粘度を強制的に引っ張り上げるための添加剤です
水の様なベースオイルをドロドロにするために ポリマーを使いドロドロにします 料理に片栗粉を入れるととろみが出てくるのと同じです
強制的に引っ張り上げられたベースオイルに熱を加えたり せん断(分子が切られる)されるとポリマーは劣化し 元の水に戻っていきます
これを粘度変化と言います
水の様にサラサラになるのですから 重力で下に落ちやすくなっていきます つまり金属に付着しにくくなってしまいますね ドロドロになると重力があってもその部分に長時間オイルが付着し続ける事になります
コールドスタート時の摩耗を防ぐためには
この様な摩耗を防ぐためにはどうすればいいのか
この二つが重要です
1:粘度変化が少ない
2:高い粘度を持っている
粘度変化が少ないエンジンオイルとはポリマーを使っていないエンジンオイル必要だという事です
RIZOILはポリマーを使っていませんから コールドスタートには大変強いエンジンオイルとなっています
RIZOILにはさらにSuper ZINCと呼ばれる添加剤を配合しています 極圧剤と呼ばれる添加剤です この添加剤により 金属同士がぶつからない様に皮膜を作り摩耗を防いでいます
長距離トラック タクシーが長寿命なわけ
長距離トラックの寿命は約10,00,000kmタクシーだと約500,000kmです なぜ長寿命なのでしょうか?
それは一度走り出すとエンジンを止めないからです つまりコールドスタートが少ないのが理由の一つです
長距離トラックは休憩中もエンジンがかかりっぱなし ほとんど止まる事がありません タクシーは一日業務を終えて会社に戻っても 次に乗務員が乗って街に出る 長時間の停止が無いのが実情です
私たち一般人は通勤 通学やドライブなどで使用しますが 家に帰ると次の朝までエンジンは停止しています
この時にエンジンオイルは重力でオイルパンに下がってしまいます 特にエコカーのエンジンは0W-20と低粘度ですから サラサラのオイルはコールドスタートには気を使わなければならないはずです
少しでもオイル管理が悪いと エコカーのオイル通路は2mmほどしかありませんから スラッジがすぐにその穴を塞いでしまうことになります ですからオイル管理が悪い低粘度指定のエンジンは すぐにエンジンが壊れることになるでしょう
粘性のチェック方法
指にオイルを付けて確認してください
確認の注意点
ヌルヌルして手紋を感じるか感じないかないのか?
この事が一番大事です
手紋を感じるようであればシャバシャバになっているオイルと判断してもいでしょう
この確認方法は昔からある粘性を確かめる方法です
極圧剤は目ではわかりませんからメーカーの説明をよく読む事が大事でしょう
RIZOIL GT-RSにはSuper ZINC(スーパージンク)と言うものを配合しています
ZINC(ジンク)とは極圧剤のことです
簡単に言うとエンジンを保護するための添加剤です
Super ZINCを配合していますから コールドスタートにも強いエンジンオイルとなっています
配合されている極圧剤はエンジンの保護だけが働きではありません 金属同士がぶつからない様にするのですから 摩擦や摩耗も減ります
言い換えると加速性能 燃費などにも影響することになります