バルブ(タペット)音の原因

車&バイクのトラブルシューティング

レッドゾーンまで回した

バルブが開閉する音は出る物ですが レッドゾーンまで回すと小さな音が大きくなって聞こえる場合があります こんな場合はどこかに傷が入ったと考えていいでしょう 

バルブクリアランスの調整不良

バルブクリアランス タペットクリアランスとメーカーにより呼び方も変わります バルブクリアランス(タペット)の隙間が大きくなると 打音がし始めます エンジンが冷間の時に音が出るが 暖まると消える 
この様な場合は 隙間が大きいのですが 暖まると金属が膨張し隙間が小さくなるために音が消えます クリアランスは基準値内にあればOKという考え方もありますが エンジンパフォーマンスを発揮するためには 基準値の下限値で合わせましょう わすが0.01mmの違いがパワーの差を生み出します 

バルブスプリングのへたり 折損

へたりよりも折損させてしまうと エンジンは壊れます 

カムシャフト軸の摩耗

カムシャフト軸の摩耗やカムシャフトホルダーが摩耗すると カムシャフトが上下に動き始めるので音が出やすくなります 
この原因はエンジンオイルの品質とオイル管理にかかっています 
長期保管したエンジンや滅多にエンジンを始動させないエンジンなどは コールドスタート時にエンジンオイルが無い状態で始動するため 大変傷が入りやすい 
旧車などは特に要注意

ロッカーアームの摩耗

ロッカーアームのカムの山が当たる部分が摩耗します この山が当たる面がが摩耗するとタペット(バルブ)クリアランスが広がることになり 打音が大きくなります 原因はやはりエンジンオイルです 良質のエンジンオイルと管理をしっかり行うことが大事です 旧車にはRIZOILが大変有効です