Q:アウディA5の2011年式55000kmを最近中古で購入したのですが 400km~600km乗ると1リットル補充の警告灯が出て補充しております
白煙をきっちりと確認出来てはいないのですが オイル漏れの形跡は無く オイル上がりの可能性が高いといわれています 使用オイルは○○○の5w-40です
この症状が改善される可能性のあるオイルはありますでしょうか
A:
お問い合わせありがとうございます
アウディーのエンジンは実はそう言うエンジンです なぜならエンジンクリアランスを大きく取っているからです
大きく取ったクリアランスはオイル上がりしやすくなります
例えば 新車時のクリアランス(隙間)は3/100だったとします そのクリアランス(隙間)を埋めなければ そのクリアランス(隙間)からエンジン出力が逃げて行きます
そのクリアランス(隙間)を埋める役目をするのが エンジンオイルの粘度と言われるものです
粘度とは5W-30,10W-30,5W-40,10W-40,20W-50などの数値を言います
3/100のエンジンクリアランス(隙間)であれば 指定粘度は5W-30,10W-30の30番になります
4/100エンジンクリアランス(隙間)は5W-40,10W-40の40番
5/100エンジンクリアランス(隙間)は20W-50の50番
そのクリアランスが5/100であるのに5W-30,10W-30を使うと クリアランス(隙間)を埋められないので オイルが燃焼室に入り込み 燃焼すると煙吐きとなります ポルシェがそうですね
ポルシェの場合は鍛造ピストンと言う特殊なピストンを入れていますから クリアランスが広くなっています ピストンの膨張率に関係しています
アウディーの場合はまさにそれの状態です
ポルシェ並みに広いクリアランスで しかも流動性の高い化学合成ですから 2サイクルエンジンの様にオイルをバカ食いします 確か私の記憶ではアウディーも鍛造ピストンが使われていたはずですが・・・クワトロだけだったかな?申し訳ないです 忘れてしまいました
決して摩耗してのオイル上がりでは無いと言う事です ご安心ください
解決策としては高粘度のオイルを使う以外ありません
高粘度を使ったとしても多分 少なからずオイル消費は出ると思います
常にオイルを満タンにして走行する必要があり 減るとオイルに大変負担がかかります
つまり補充しても使える距離が短くなると言う事です
オイル消費に効果的なものは「RIZOIL GT-RS 20W-50」をお使いください
化学合成の様に流動性が高く無いこと 気密性が高い性能ですのでオイル消費が抑えられると思います
アウディーに関しての相談は山の様に来ています 日本車と同じ考えで乗ると しっぺ返しが来てしまいます
それほどアウディーは超高性能の車です